1.
X 線写真(パノラマ等)を撮り、残存骨の骨高径を調べておきます。
細部の構造や動脈の状態および側壁の厚みを診るためには、CT 画像を得る必要があります。
2.
SLA Kit は、1 ~ 4mm の残存骨高径の症例、クレスタルアプローチでは膜の裂開の可能性があるような症例、凸状の上顎洞底の症例または多くのインプラントを埋入する症例に適応です。
3.
大きなフラップをしなくても、必要最小限のフラップサイズと垂直切開だけで済みます。インプラント埋入フラップレス手術でのアプローチの場合には、半月状の切開で十分です。
4.
LS-reamer は、動脈からの出血に注意する必要がある時や、ドリリング方向にセプタムがある場合、またはいくつかの穴をオーバーラップさせて開窓する場合に使用できます。
5.
C-reamer の主要な目的は、側壁からディスク状の骨ブロックを取り出すことで、そのブロックは開窓した穴を最後に覆うものとして使用できます。もし、骨ブロックが必要ない場合には、LS-reamerを使用することをお勧めします。
6.
SLA Kit にて開窓する部位の選択には、膜の裂開を避けるためと効率的に膜を拳上するために、できるだけ前下方の部位を選択します。
7.
側壁に最初にドリリングする位置決めをするために、等速コントラアングルで5,000 ~ 10,000rpmで行います。リーマーを20:1 のコントラアングルに装着する場合には、安定させるためにしっかりとハンドピースを握り、最大2,000rpmでドリリングします。
8.
LS-reamer を使用する時は、側壁を完全に貫通するまでドリリングします。この時、“ ボーンシールド” という、骨の薄い層がLS-reamer と膜の間に形成され、これによりLS-reamer が直接膜と接触せずに、ドリリング時の膜の裂開のリスクが無くなります。
9.
C-reamer は、上顎洞膜と接触した際でも安全であるようにデザインされています。
しかし、C-reamer は先端に刃が付いているので、LS-reamer と比べると安全度は下がります。側壁が3mm 以上の厚みがある場合には、骨ノミや骨膜剥離子をてこの力を利用して、骨ブロックを取り出すことができます。残りの部分は、LS-reamer を使って最後まで貫通させます。
10.
上記リーマーを使って上顎洞まで貫通したら、Elevator1 ~ 3 を順番に使って、膜を剥離します。
11.
骨を填入し、インプラントを埋入します。

